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スポーツ障害から日常生活の痛みまで。整形外科の運動療法って何するの?

2025年12月22日


「痛み止めや湿布で痛みが治らない…」

「一度治まっても、すぐに再発してしまう…」

このような悩みを抱えている方は、整形外科で受けられる「運動療法」が有効かもしれません。


この記事では、整形外科で受けられる運動療法の内容を詳しく解説します。

運動療法が有効となるケースについても触れますので、最後までご覧ください。


■整形外科で行う「運動療法」とは?

運動療法とは、整形外科で受けられる「リハビリテーション」の一種です。

患者さま自身が身体を動かし、筋力トレーニングや関節の運動、日常生活に必要な動きの練習などを行います。


身体の痛みは、筋肉や関節のこわばり、筋力不足などから生じるケースも少なくありません。


薬やその他の治療法で痛みが改善しなかった場合は、運動療法を行うことで痛みの原因となる部分を改善し、再発しにくい体づくりが期待できます。

■整形外科で受けられる運動療法の内容

整形外科で行う運動療法の内容は以下の通りです。


  • 筋力トレーニング
  • 関節可動域訓練
  • ストレッチ
  • 姿勢の改善
  • 動作訓練
  • 有酸素運動

それぞれ見ていきましょう。

筋力トレーニング

筋力不足などで痛みが生じている場合、トレーニングを行うことで解決できるケースがあります。


日常生活やスポーツ、仕事などの動きに耐えられる筋力がない場合、筋肉痛や疲労から痛みが生じる場合があります。


トレーニングを行い、スポーツや仕事の強度に耐えられるようになれば、慢性的な痛みの改善に繋がるでしょう。また、整形外科では、効果的に筋力トレーニングを行うための機器も用意されている場合もあります。


当院では、以下のような専門機器を揃えており、効率よくトレーニングを行うことが可能です。


  • 初動パワートレーニング機器
  • 大腿四頭筋筋力測定機器
  • 三次元振動マシン(パワープレート)

上記の機器に興味のある方は、ぜひ当院でのリハビリテーションをご検討ください。


関連:リハビリテーション

関節可動域訓練

関節可動域訓練は、硬くなり動きの悪くなった関節を動かす訓練です。


特に骨折や靭帯損傷など、一定期間関節を固定して治療した後は、関節の動きに伴い痛みを感じる場合があります。


自分で関節を動かしたり、理学療法士から動かしてもらったりすることで、少しずつ動きが改善し、痛みも少なくなるでしょう。

ストレッチ

ストレッチも運動療法の一種です。


筋肉の柔軟性が低下していると、身体を動かしたときに痛みを感じる場合があります。

ストレッチで筋肉のこわばりを解消することで、動きに伴う痛みの改善を目指すことができます。

姿勢の改善

不良な姿勢が原因で痛みが出ている場合、正しい姿勢を身に付ける練習を行います。


猫背や巻き肩、ストレートネックなど、痛みの原因となる不良姿勢はさまざまあります。正しい姿勢を身に付け、慢性的な腰痛や肩こりなどの痛みの改善につなげます。

動作訓練

動作訓練では、日常生活や仕事で使う動き、スポーツのフォームなどを確認し、負担の少ない動かし方を身に付けます。


歩き方や身体の使い方に問題があるために、筋肉や関節へ負担がかかって痛みが出ているケースもあります。


効率的な動きの練習や、ケガをしにくい運動のフォームの練習を行うことで、痛みをスムーズに解消できる場合もあります。

有酸素運動

有酸素運動も、慢性的な痛みの改善方法の1つです。


痛みの原因の1つに、運動不足や筋肉のこわばりによる「血行不良」があります。

有酸素運動を行うと、筋肉への血流が促されるため、慢性的な痛みを改善できる場合があるのです。


有酸素運動は、ウォーキングやジョギング、水泳など、リハビリテーション以外の時間に行えるものも多くあります。ただし、痛みの状態によっては安静が必要な時期もあるため、医師や理学療法士の指導のもとで行いましょう。


また、整形外科の中には、より気軽に有酸素運動を行えるよう「エアロバイク」などを揃えている施設も多いです。

■運動療法が適応となるケガ・病気

運動療法を行うことで痛みの改善が期待できるケガや病気には、以下のようなものがあります。


【慢性的な痛み】


  • 慢性腰痛
  • 四十肩/五十肩
  • 腱鞘炎
  • こむら返り
  • 変形性膝関節症 など

【スポーツ障害・スポーツ外傷】

 

  • アキレス腱炎
  • 野球肩
  • テニス肘
  • 腰椎分離症/すべり症
  • オスグッド・シュラッター病
  • 骨折や脱臼(固定後の機能回復)
  • 靭帯損傷(術後や炎症が落ち着いた後)
  • 肉離れ(回復期のリハビリ) など

運動療法は幅広いケガや病気の治療に適応できる治療法です。

自分の痛みが運動療法に適応しているか気になる場合は、整形外科で相談しましょう。

■ケガや痛みを治療するなら整形外科で「運動療法」を受けてみよう

長引く痛みや、再発を繰り返している痛みには、運動療法が効果を示す場合があります。


薬や他の治療で効果が見られなかった方や、痛みの根本的な治療を希望する方は、整形外科で運動療法を受けるのも検討してみてください。


『わたなべ整形外科運動器クリニック』では、運動療法をはじめとする、さまざまな痛みの治療をご提供しています。身体の痛みが治らず悩んでいる方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。


わたなべ整形外科 運動器クリニック
医師
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