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スポーツで腰が痛い腰椎分離症、放置すると怖い「分離すべり症」の危険性

2025年11月11日


スポーツ障害の1つ「腰椎分離症」をそのまま放置してしまうと、下半身のしびれや歩きにくさが生じてくる場合があります。


そのような症状が見られた場合は「腰椎分離すべり症」を発症している可能性があり、治療が必要な状態になっているかもしれません。


この記事では、腰椎分離すべり症の症状や、放置する危険性を解説します。


■腰椎分離すべり症とは

腰椎分離すべり症とは、「腰椎分離症」によって腰椎(腰の高さの背骨)が正しい位置からずれた状態を指します。


腰椎分離すべり症は、スポーツ障害の1つである「腰椎分離症」がきっかけで起こります。

腰椎が骨折して支えを失い不安定になることで、年齢を重ねると徐々に背骨の並びからずれてしまい、腰椎分離すべり症を発症します。

■腰椎分離すべり症の症状

腰椎分離すべり症では、主に以下のような症状が現れることがあります。


  • 腰や足の痛み
  • 下半身のしびれ
  • 筋力低下

腰椎の中には、下半身の運動や感覚を制御する神経が通っています。

腰椎がずれることで中を通る神経が圧迫され、しびれや痛み、力が入らないなどの症状が出現することも。

■腰椎分離すべり症を放置すると起こること

腰椎分離すべり症が重度になると、まれに歩く際につまづくようになったり、トイレの感覚が分からなくなったりする場合もあります。


こういった症状は、保存的に経過を見ることは難しく、手術加療が選択されることが多くなります。


成長期に分離症と言われたことがあり、万一しびれや下半身の痛み、筋力低下などの神経症状が見られた場合は、できるだけ早めに整形外科で相談し、適切な治療を受けましょう。

■腰椎分離すべり症の治療法

腰椎分離すべり症に対しては、主に以下のような治療を行います。


  • 安静
  • ストレッチ
  • 筋力トレーニング
  • 痛み止めの使用
  • コルセットの着用

詳しく見ていきましょう。

安静

基本的には、腰椎分離すべり症の起こっている部位を安静にし、痛みの症状を抑えます。


治療期間は激しい運動やトレーニングを休止しますが、日常生活の動き程度は普通に行える場合が多いです。

ストレッチや筋力トレーニング

安静中に行える適度なストレッチや筋力トレーニングは腰椎の負担を軽減でき、再発予防にも役立ちます。


治療中でも、腰に負担のかからない範囲で、下半身のストレッチや体幹のトレーニングを行うことが可能です。医師や理学療法士のアドバイスを受けながら行うと安心でしょう。

痛み止めやしびれのお薬の使用

日常生活に支障が出るような痛みがある場合、痛み止めを使用して和らげることも可能です。

また、神経障害性疼痛に対するお薬を合わせて使用することもあります。


身の回りのことをこなす際に痛みが出る方もいるため、気になる場合は医師に相談してください。

コルセットの使用

腰部を安静に保つために、コルセットを着用する場合もあります。

コルセットを使用すると腰の動きが制限されるため、腰椎への負担を軽減できます。


また、体幹の筋肉がサポートされるため、痛みそのものが軽減するケースもあります。

■腰椎分離すべり症を予防するには?

腰椎分離症の段階で適切な治療を受けることが大切です。

特に第5腰椎(一番下の腰椎)の場合は注意が必要です。


特に子どもの場合は、スポーツを続けたいという思いから運動中の腰痛を親に隠してしまうこともあり、腰椎分離症の発見が遅れるケースもあります。


競技中に腰痛や違和感などを感じた場合は、放置せず早めに整形外科で検査を受け、腰椎の状態を確認しましょう。


また、日頃のケアやストレッチ、トレーニングなどをきちんと行うことで、腰椎分離症をある程度予防できます。


体が発達しきっていないうちは、運動量のコントロールや運動後のケア、基礎体力作りが非常に重要です。どのようなケアやトレーニングを行うべきかわからない場合は、リハビリテーションを受け、理学療法士にアドバイスを貰うと良いでしょう。


腰痛や下半身の違和感に気付いた場合は、早めに整形外科を受診し、検査と治療を受けましょう。


『わたなべ整形外科運動器クリニック』では、腰椎分離症や分離すべり症の治療も承っています。

スポーツ中の腰痛が気にかかる方、腰や下半身に違和感を感じている方は、お早めに当院へご相談下さい。


わたなべ整形外科 運動器クリニック
医師
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