
年齢を重ねると心配になってくるのが「骨粗しょう症」です。
「骨密度の検査を受けたほうがいい」とは聞くものの、どのような検査をするのか分からないと、不安に感じてしまう方もいるでしょう。
この記事では、整形外科で受けられる骨密度検査の内容や、どの程度の頻度で検査を受ければよいかを解説します。
目次
■骨粗しょう症を調べる「骨密度検査」とは?
骨粗しょう症は、精密機器を使用する「骨密度検査」によって調べることができます。骨密度とは「骨の量」のことであり、骨が丈夫かどうかを判断する基準となる数値です。
骨密度は加齢やホルモンバランスの変化、運動不足や栄養バランスの偏りなどによって低下する場合があり、一定の基準値を下回ると「骨粗しょう症」と診断されます。
骨粗しょう症になると、転倒や少しの衝撃でも骨が折れるリスクが高まります。特に高齢者の場合は、骨折による寝たきりや介護が必要になる方も少なくありません。
骨密度検査は、骨粗しょう症の予防や治療経過を観察し、骨折を防ぐための重要な検査の1つなのです。
■骨密度検査の方法
骨密度検査の測定方法には、大きく分けて2種類の方法があります。
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X線測定法
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超音波測定法
それぞれ詳しく見ていきましょう。
X線測定法
骨密度の測定方法としてポピュラーなのが、X線を使用した検査方法です。
X線測定法では、身体に害の及ばないわずかな量のX線を使用し、骨の成分を測定します。
X線は身体のあらゆる部位に使用できるメリットがあり、腕や股関節、背骨など、特定の部位の骨密度を測定することが可能です。
なお、X線測定法には「DEXA法」や「MD法」などの種類があります。
日本骨粗鬆症学会が発表している「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025」では、特にDEXA法の信頼性が高いとされており、検査方法として推奨されています。
超音波測定法
超音波測定法は、骨の中に超音波を流し、速度や伝わり具合から骨密度を検査する方法です。
X線を使用しないため身体への負担は少なく抑えられますが、妊娠中の方でも受けられるメリットがあります。
一方で、骨粗しょう症の確定診断には用いられず、簡易的・短時間で検査を行えるため、骨粗しょう症のスクリーニング検査(疑いがあるかどうかを調べる検査)として使用される場合もあります。
■骨密度検査の頻度
予防・早期発見が目的の場合
まずはご自身の現状を知るために1度検査を受けましょう。結果が正常であっても、加齢とともに骨密度は変化するため、1年〜数年に1回程度の定期的な検査が推奨されます。
すでに骨粗しょう症の治療中の場合
薬などの治療効果を判定するために、4~6ヵ月間隔で受けるのが望ましいとされています。
骨密度は、栄養バランスやホルモンバランス、生活習慣などの影響を受けて変わる可能性があるため、定期的に受けることで、いち早く数値の低下を見つけることにつながります。
■骨密度検査はどのくらいの年齢から受けるべき?
骨密度検査は、40歳ごろから受けるのが理想的です。
特に女性の場合、加齢と共に女性ホルモンの量が低下し、骨密度が低下しやすくなるため、早期から検査を受けるのが骨粗しょう症予防のポイントになります。
多くの自治体でも、40歳を迎える女性に対し、骨粗しょう症健診の案内を送付しているため、気が付いた方から早めに検査を受けると良いでしょう。
なお、男性も加齢や生活習慣の変化などから、骨密度が低下する可能性があります。
遅くとも65歳までには初回の検査を受け、以後定期的に骨密度の経過を追うようにすると安心です。
■骨粗しょう症を予防するために「骨密度検査」を受けましょう
加齢や生活習慣の変化によって、骨粗しょう症になる方は少なくありません。
特に高齢者にとって、骨密度検査は、寝たきりや要介護を防ぐ治療につなげるための重要な検査です。
骨粗しょう症は治療に時間がかかるうえ、骨密度が低下している間は骨折のリスクも高まります。なるべく早めに初回の検査を受け、骨密度の低下にいち早く気づけるようにしましょう。
骨密度の測定を検討している方は『わたなべ整形外科運動器クリニック』へご相談ください。
当院では、信頼性の高い検査方法である「DEXA法」を採用しております。日本整形外科学会認定 整形外科専門医による治療プランの提案や薬の処方により、効率的な骨粗しょう症の治療と予防をサポートしています。
骨粗しょう症が心配な方、骨折を防いで健康な生活を維持したい方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。


